このページでは JavaScript を使用している部分があります。お使いのブラウザーがこれらの機能をサポートしていない場合、もしくは設定が「有効」となっていない場合は正常に動作しないことがあります。
東芝ソリューション株式会社(東京都港区、取締役社長 河村 進介;以下、東芝ソリューション)と株式会社帝国データバンク(東京都港区、代表取締役社長 後藤 信夫;以下、TDB)は、政府認証基盤(GPKI)に対応した電子認証事業における協業の一環として、「TDB電子認証サービスTypeA」(注1) (以下、TypeA)において従来困難であった企業内ネットワークからの電子入札を容易にする「電子入札用LDAPプロキシパッケージ」を商品化しました。本日より東芝ソリューションは本パッケージの受注活動を開始し、TDBはTypeA電子証明書(ICカード)販売時に本パッケージを紹介する形で、販売においても両社で協力してまいります。
「電子入札用LDAPプロキシパッケージ」は、東芝ソリューションが開発した電子入札用LDAPプロキシサーバソフトと基本セットアップサービス、およびTDBのTypeAクライアントソフトに対する機能追加モジュールから構成されるパッケージです。これを用いて電子入札用LDAPプロキシサーバを構築し、TypeAクライアントにプロキシ対応機能を追加すると、従来困難であった企業内ネットワークから政府電子入札を行うことが可能になります。これにより、政府電子入札システムを導入するコストが低減され、企業のセキュリティポリシーの大きな変更も不要になりますので、より手軽に政府電子入札を行うことが可能になります。
政府のe-Japan計画に基づいて実施されている電子入札や電子申請は、今年度から本格運用が始まった国土交通省電子入札を始め、各省庁、地方自治体にまで拡大しつつあります。現在、TDBが発行するTypeA電子証明書(ICカード)を利用すると、インターネットを経由して全国どこからでも電子入札に参加することができます。しかし、電子入札コアシステム(注2)対応クライアントが外部と通信する方式として定められているプロトコルLDAP(注3)は、多くの企業ではファイアーウォールを通過することができないため、企業内ネットワークと別のインターネット回線を用意するか、あるいは企業のセキュリティポリシーを大幅に見直す必要がありました。
今回商品化した「電子入札用LDAPプロキシパッケージ」は、TypeAクライアントと外部とのLDAP通信を中継することにより、専用インターネット回線を必要とせず、ほとんど企業のセキュリティポリシーを大幅に変更することなく、企業内のイントラネットにあるPCから電子入札が可能となります。(下記、構成図参照)。
東芝ソリューションとTDBは、今後も電子認証事業における業務連携により全国の地方自治体で展開される電子入札をはじめとして、拡大が期待される電子商取引分野でネットワーク社会におけるインフラを提供するビジネスを展開するよう協力してまいります。