統合開発環境とは
統合開発環境は、ソフトウェア開発に必要な様々なツール(コードを書くエディタ、デバッガ、テストツールなど)をまとめたものです。
東芝デジタルソリューションズグループ 共通基盤CommonStyleでは、2つの統合開発環境を提供しています。
統合開発環境(VSCode):
- Visual Studio Codeをベースとした統合開発環境です。
- 支援する開発パターンは、共通基盤CommonStyleで提供するStaveware シリーズを利用するWebアプリケーション(サーバサイド/クライアントサイド)開発、Pythonを利用するアプリケーション開発、Markdownを利用するドキュメント作成です。
- 開発パターンごとに、おすすめの拡張機能を一括導入することができます。
- GitHub Copilotを利用した生成AIを活用したコーディングやコード理解をサポートします。
統合開発環境(Eclipse):
- Pleiades All in One Eclipseをベースとした統合開発環境です。
- 支援する開発パターンは、共通基盤CommonStyleで提供するStavewareシリーズを利用するWebアプリケーション(サーバサイド)開発です。
- 開発の生産性向上とソースコードの品質確保に必要なツールを同梱し提供します。
統合開発環境の利用で期待される効果
統合開発環境(VSCode)および統合開発環境(Eclipse)を利用することで期待される効果は次の通りです。
- 提供された統合開発環境を利用することにより、開発環境構築のコスト削減を実現します。
- コード補完や自動生成により、アプリケーション開発の生産性向上を実現します。
- デバッグ機能や静的解析により、アプリケーションの品質向上を実現します。
統合開発環境の主な機能と構成
統合開発環境(VSCode)の主な機能は次の通りです。
- インストールキットを利用して、開発パターンごとに選定済みのおすすめ拡張機能を一括導入できます。
- コード補完やデバッグ機能を強化する拡張機能を導入し、開発効率を向上させ、成果物の品質確保を支援します。
- GitHub Copilotの拡張機能を導入し、生成AIを活用したコーディングやコード理解をサポートします。
- 拡張機能の選定や管理にかかる時間と労力を削減し、導入コストを抑えます。
統合開発環境(VSCode)を利用する開発環境構築のイメージを以下に示します。
統合開発環境(VSCode)を利用する開発環境構築のイメージ
統合開発環境(Eclipse)の主な機能は次の通りです。
- 動作検証済みのプラグイン、ツールが同梱されています。
- コードの入力補完、静的解析のプラグインやREST APIのスケルトンコードを生成するツールを利用し、開発効率を向上させ、成果物の品質確保を支援します。
- 同梱されているプラグインを利用し、コード読解を通じて理解した内容の記録・可視化をサポートします。
- プラグイン、ツールの選定や管理にかかる時間と労力を削減し、導入コストを抑えます。
統合開発環境(Eclipse)の構成(同梱するソフトウェア)を以下に示します。
統合開発環境(Eclipse)
注釈:Visual Studio Code、AWS SAM CLI、Node.js(構成図の青色のソフトウェア)はCommonStyleから提供する統合開発環境(VSCode)には含まれていません。統合開発環境(VSCode)をご利用の際は、Visual Studio Code、AWS SAM CLI、Node.jsを各自で入手してください。
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