知識・情報システム技術
設計生産システム変革推進部

電気電子工学専攻 2015年入社 Y.N.さん

事業に必要な知識や情報を有効活用するための、実用的な方法論や情報処理技術を研究しています。研究成果を仕組みやシステムに適用することで事業全体の生産性向上に貢献しています。また、DEやDXによる業務変革や新事業創出に必要な技術開発にも取り組んでいます。

知識・情報システム技術
設計生産システム変革推進部

電気電子工学専攻 2015年入社 Y.N.さん

事業に必要な知識や情報を有効活用するための、実用的な方法論や情報処理技術を研究しています。研究成果を仕組みやシステムに適用することで事業全体の生産性向上に貢献しています。また、DEやDXによる業務変革や新事業創出に必要な技術開発にも取り組んでいます。

先端技術の現場適用を目指して


先端技術の現場適用を目指して


学生時代は電気電子工学を専攻し、システム制御について研究をしていました。研究室では専門知識を深めることはできますが、実現場への適用になかなか繋がらず物足りなさを感じていました。そこで、卒業後は専門知識を磨くとともに、実現場への適用ができる職種を志望しました。生産技術センターは研究所として知見を深めるとともに、事業部、工場へ先端技術の適用ができるのではないかと考え、入社を希望しました。

私は入社してから、部品発注・管理業務における課題抽出、需給における課題分析に関わってきました。現在は機械学習の技術開発に取り組んでいます。私が所属する設計生産システム変革推進部では様々な技術開発、事業部への適用に取り組んでおり、幅広い技術、製品に関わることができます。また、各分野の専門家が身近におり、すぐに助言を頂くことが出来ることは心強いです。


機械学習におけるモデル更新の技術開発


機械学習では様々な予測や判断をさせることができますが、その中で私は新たな入力データに対し機械学習モデルを更新、精度の劣化を防ぐ技術開発に取り組んでいます。機械学習では学習データに対して精度が高いことに加え、未知のデータに対する汎化能力が求められます。オンラインで学習させる手法もありますが、モデルが常に変化するため解に対する根拠がわかりづらいという側面があります。そこで、オンライン学習ではなく、オフラインでモデルを更新する技術に着目して開発に取り組んでいます。

実際の生産現場では解に対する根拠、裏づけが求められる傾向にありますが、先述のようにオンライン学習は根拠がわかりづらく、生産現場には適さない可能性があります。現在、私が取り組んでいるオフラインでのモデル更新技術を早期に開発し、将来的には生産現場への適用を行いたいと考えています。


学生の皆様へ


私の所属する部門では、IT技術を核に生産分野だけではなく開発設計、調達、営業など多岐に渡る分野に取り組んでいます。それぞれの分野に専門家がおり、様々な技術を学ぶことができます。また、野球、サッカー、バスケットボールなどの同好会があり、休日や終業後には部門の垣根を越えて楽しんでいます。私も野球の同好会に所属しており、会社OBの方から同世代まで幅広い年代の方とコミュニケーションをとっています。

研究室では特定の技術分野に関する知識が重要でした。しかし、業務の中では専門分野はもちろん、それ以外の技術分野、製品知識、社会情勢など幅広い知識が求められます。私も製品や他分野に関してまだまだ勉強しなくてはと感じています。学生の皆様には学生時代から幅広い知識を習得しておくことをおすすめします。

出張先で美味しいものを食べることも楽しみの一つです!

設計生産システム変革推進部では、データ解析技術、シミュレーション技術、ICT技術を活用し、設計・生産・品質を効率よく改善する仕組みづくりに取り組んでいます。その中でNさんにはシステム制御、機械学習の知識を活かして部品管理・製造プロセス・品質管理の改善に繋げる活動を行っています。
大学との共同研究を通して最先端の技術を学び導入すると共に、現場の中に入って粘り強く対話し解決の糸口を探す、そのような生産技術者としての道を一歩一歩登り詰めて、世の中の役に立つ人物になっていってほしいと思います。
これからも公私のバランスを大切に、新しいことにチャンレンジしていってください。

  • 記載内容は掲載当時のものです。