ユニバーサルデザイン[SDGs] 3 すべての人に健康と福祉を[SDGs] 10 人や国の不平等をなくそう[SDGs] 11 住み続けられるまちづくりを

東芝グループは、年齢や性別、障がいの違いを超えて、誰もが快適に暮らせる社会の実現に向けて、ユニバーサルデザイン(UD)に取り組んでいます。

中長期目標

多様な利用者にご満足いただける商品・サービスの提供を通じ、快適な生活と安心して暮らせる社会に貢献する。

2020年度の成果

  • 「乗場行先階登録システムFloor NAVI」がIAUD国際デザイン賞2020で銅賞を受賞。
  • 安心・安全な社会の実現をめざした「水素エネルギー」の取り組み。

今後の課題と取り組み

東芝グループ一人ひとりのユニバーサルデザインに対する理解を更に深め、利用者のさまざまな声を取り入れながら、ユニバーサルデザイン商品・サービスの創出や、オフィスのユニバーサルデザイン化などを推進していきます。

ユニバーサルデザインに関する方針

UD推進のため、東芝グループとして「ユニバーサルデザイン理念」「ユニバーサルデザインビジョン」「ユニバーサルデザインガイドライン」を制定し、UDの考え方を組み入れた開発を行い、社内外に東芝のUD情報を発信しています。

  • 東芝グループ ユニバーサルデザイン理念

    『一人ひとりの安心と笑顔のために、価値ある商品を創造します』
    東芝グループは、年齢や性別、障がいの違いを超えて、誰もが安心に快適に暮らせる社会の実現に貢献します。

  • 東芝グループ ユニバーサルデザインビジョン

    "使えない"を"使える"へ、"使いづらい"を"使いやすい"へ 親しみやすく、安心して使っていただける東芝のユニバーサルデザイン。 イノベーションにより、常に使いやすさと利便性の向上をはかり、より多くの方に"使いたい"と思っていただける、魅力ある商品をめざします。

  • UD理念、UDビジョン、UDガイドラインの図

    東芝グループ ユニバーサルデザインガイドライン

    • 使いやすさが伝わること
    • 使い方が簡単でわかりやすいこと
    • 身体的な負担を軽減すること
    • 利用者や利用環境・状況の違いにかかわらず、有効性を発揮できること
    • 安全性を追求し心理的な不安を軽減すること

    (上記5つの大項目と15のガイドラインからなる)

ユニバーサルデザイン(UD)アドバイザー制度

東芝グループでは、障がいのある従業員や外国籍従業員を対象に、「ユニバーサルデザイン(UD)アドバイザー制度」を制定しており、約90人が登録しています(2021年3月現在)。UDアドバイザーとして登録している従業員は、所属部門の壁を越えてUD商品、UDサービスの開発や評価に協力しています。2020年度は、聴覚障がい者とのコミュニケーションを学ぶ社内研修の改良のために、聴覚障がい者のテレワーク実態調査を行いました。

ユニバーサルデザイン商品やサービスの開発

東芝グループでは、使う人の立場・視点になって考える人間中心設計プロセスをさまざまな事業分野で応用し、より多くのお客様のご要望を取り入れながら商品やサービスを開発しています。
取り組みの詳細については、東芝ユニバーサルデザインホームページをご覧ください。

東芝のユニバーサルデザインのロゴ

ユニバーサルデザインの普及・啓発活動

社外とのコミュニケーション

ユニバーサルデザインの普及・啓発に向けて、東芝グループは自らの取り組みや活動の成果について情報発信するとともに、社外の企業や団体と積極的に協業・連携しています。

活動事例:「乗場行先階登録システムFLOORNAVI」がIAUD国際デザイン賞2020で銅賞を受賞

東芝エレベータ(株)は、エレベーターに乗車する前に行先階を指定することで、目的階が同じ利用者を同じ号機に誘導するエレベーター運行管理システム『FLOORNAVI』を販売しています。本システムは、出勤時などピークタイムの移動時間を大幅に短縮し、ストレスや無駄を軽減し、さまざまなユーザに快適な移動体験を提供することができます。ユーザとシステムのタッチポイントである登録装置において、初めて利用する人でも操作しやすいシンプルで使いやすいインターフェイスや、無理のない自然な姿勢で登録できるカードリーダーなど、車いす利用での使い勝手も検証した操作部は、多様な利用者に使いやすいデザインとなっています。この製品はユニバーサルデザインの観点で開発した点が評価され、一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)が主催する「IAUD国際デザイン賞」において、銅賞を受賞しました。

エレベーター運行管理システム『FloorNAVI』
エレベーター運行管理システム『FloorNAVI』の利用イメージ

活動事例: 安心・安全な社会の実現をめざした「水素エネルギー」の取り組み

水素はエネルギーをつくる際にCO2を排出しないため、地球温暖化などの環境問題の改善に大きく貢献するエネルギーです。より多くの人が安心・安全に、そして豊かに過ごせる次なる社会をめざし、水素エネルギー事業に取り組んでいます。
水素社会の実現には、水素が人びとにとって親しみやすい身近な存在になる事が必要であると考え、浪江町なみえ創成小学校・中学校の児童・生徒、浪江にじいろこども園の園児とともに「お絵描きワークショップ」を開催し、水素の幅広い利用をわかりやすく伝えるためのアイコンをデザインしました。ワークショップでは、アイコンをつくる一連の活動を通じて子どもたちが絵を描きながら、電気の仕組みや、水素による発電を学べる場としました。また、子どもでもわかるイラストを用いる事により、新たなエネルギーである「水素」をより多くの人に共感してもらえることも目的としました。作成したアイコンは、世界最大級の水素製造施設、福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)で製造された水素を運ぶ専用の水素トレーラーなどで活用されています。

安心・安全な社会の実現を目指した「水素エネルギー」の取り組み1
安心・安全な社会の実現を目指した「水素エネルギー」の取り組み2
安心・安全な社会の実現を目指した「水素エネルギー」の取り組み3

社内における普及・啓発活動

社内におけるユニバーサルデザインの推進のため、従業員に向けて教育や情報発信を行っています。
2020年度は、国内外のグループ会社に向けて、ユニバーサルデザイン推進規程の整備を徹底しました。