

泉 佳佑
IZUMI KEISUKE
2019年入社
所属:府中事業所 スイッチギヤ部スイッチギヤ品質保証担当
専攻:工学部 電気電子工学科
できることをひとつずつ。
これが、成長の近道。
入社のきっかけ
みんなは知らないもの、でも、みんなにとって必要なもの。
スイッチギヤとは何か。品質保証とはどんな仕事か。これらについてよく知っている学生の方は少ないのではないでしょうか。正直にいうと私自身も、まったく知らないものでした。
ではなぜ、そんな私がスイッチギヤの品質保証業務を志望したのか。それは、工場見学会に訪れた際に初めて見たスイッチギヤに対して、未知の、でも、すごいものだと感じたことからです。スイッチギヤとは簡単にいうと、電気設備内の電流を流したり止めたりする装置のことで、地下や屋上など普段人目につかないようなところに設置される製品です。電気を使わない社会というのは、ほぼありません。当たり前のようにある企業のビルやテーマパーク、駅など、目立たなくとも、全ての社会生活に必要な電気を安定供給する装置の一部なのです。そしてそんな重要な製品の出荷前の品質確認の最後の砦を担うのが品質保証担当の重要な業務のひとつです。多くの人の生活を支え、役に立てる仕事なのだと感じ、私はこの仕事を選びました。

現在の仕事内容
なぜ?何のため?試験そのものから問うのが、いい試験担当者。
品質保証担当は、製品出荷前の品質確認の最後の砦を担います。これは実際に働きはじめてから、たしかにそうだと何度も感じています。スイッチギヤに不備があれば、社会生活や事業が止まってしまう。安全で正常に稼働できるかどうか、徹底したチェックが求められるのです。
日々行っている仕事としては、製品を検査項目に従って試験を行うことです。お客様立会いのもとに試験をすることもありますし、試験をした結果を書類にまとめる業務もあります。若手として大切なのは、ただ決められた検査項目に従って試験を行うだけではなく、それぞれの項目がなぜ大切なのか考えながら試験を行うこと。何のために大切なことなのか。目的のために正しいことなのか。いつも自分で考えながら、手を動かすことを心がけています。

仕事の難しさ・やりがい
ミスして学べ、ではなく、着実に確実に。
入社したばかりのころ、一度印象に残るミスをしてしまったことがありました。お客様へお渡しした書類に、間違いが見つかったのです。そのときは訂正すれば済むものでしたが、これが製品試験におけるミスだったらと考えてみました。私の扱う製品は電気の供給に関わるもの。もし安全で正常に稼働しなければ、快適な社会生活を損なうような重大な事故を起こしてしまうかもしれないと感じました。まだ若手だからとか、知識が足りないからとか、そんなことは関係ない。ミスは絶対に許されない、責任の大きな仕事を任せてもらっているのだから、その自覚を持たなければと改めて決意をしました。
もちろん、最初からすべてを完璧にできる人はいません。できなかったことがあれば、次できるように。分からないことは、そのままにしないように。できることをひとつずつ着実に増やし、できることをひとつずつ確実に実行する姿勢が、品質保証技術者としての自分を成長させてくれるのだと信じています。

若手の休日
スポーツは、やるより観る方!
休日の楽しみは、スポーツ観戦。野球も、サッカーも、様々なものが好きです。最初は何気なくテレビ中継されていたものを見ていたのですが、ルールや選手について調べるうちに、ハマって行きました。テレビで観るのもいいですが、できればスタジアムで。スポーツは、ファンが大勢いるなかで応援するのが醍醐味だと思います。
※掲載内容は取材当時のものです。

ある日の
タイムスケジュール

8:00 出社
出社したらまず自席でメールの確認を行い、緊急を要するものであればその場で処理します。その後当日のスケジュールを再確認し必要な書類を用意して業務の準備を行います。始業時は現場でグループメンバー全員参加のTBM(ツールボックスミーティング)でグループの当日のスケジュールや連絡事項を確認後その日の業務が始まります。

9:00 出荷試験(社内試験)対応
組立完成した製品に対して、図面との照合を含めて必要な試験を一つずつ行い、製品が正常に動作するか、何か異常がないかなど品質確認を行います。もし、異常があった場合は試験が合格するまで、関連部門(設計、製造)と連携して原因を調査し、都度修正を行います。

12:00 ランチタイム
基本的に社員食堂を利用しています。事業所内には社員食堂の数がたくさんある(計6カ所)ので、その日の気分により利用する食堂を変えて昼食をとっています。午後に集中して業務に励めるように、満足いくまで食べます。

15:00 試験(御立会試験)対応
お客様立会いのもと、お客様に納入予定の実製品で試験を行います。事業所ゲストセンター会議室にてお客様をお迎えすると共に当日の試験方案をご説明し、現場の試験場に移動後、お客様の目の前で試験を行います。試験を通して、お客様からの質問や要望をお聞きして、満足いただける製品を提供できる様に対応しています。

18:00 退社
退社前は自席で次の日に使用する必要書類の作成を行います。
最後に、メールと明日以降のスケジュール確認して退社します。

