ニュースリリース:2021.12.21 製造現場の3D CADデータ活用ソリューション「Meister MR Link」の販売を開始

現場業務の生産性向上を
“手軽”に導入できるMR技術と既存の3D CADデータで実現

Meister MR Link(マイスターエムアールリンク)は、お客様が今お持ちの3D CADデータを3Dモデル化させ、MR技術(※1)によってフィジカル空間にある実物とサイバー空間に表現された3Dモデルを同じ空間座標上に置いて見比べることができるソリューションです。これまで図面などを参照しながら行っていた現場での設計との差異や品質の確認作業が、タブレット上で3Dモデルと見比べながら行えるようになり、現場作業の手間や時間を大きく削減できます。

※1  MR(Mixed Reality):複合現実の略(現実と仮想を同一座標上に表示させる仮想視覚の技術)

ユースケース

溶接打点の品質チェック

試作車両のシャシーや部品をサプライヤーから受け入れする際の溶接打点の全点検査作業

金型とプレス機の組付け検証

プレス機に組付ける金型との干渉チェックや金型加修内容の情報共有

<導入効果>

①工数削減
例えば、試作車両に対して、実寸大模型(ガバリ)を用いて溶接打点をチェックする業務に本ソリューションを導入すると、ガバリ作成工程からレポート出力工程までで最大8割の作業工数削減を実現しました(当社調べ)。

また、作業の結果や進捗状況を可視化できることにより、紙を見ながらの作業と比べて、作業の抜け漏れや手戻りの削減効果が期待できます。

◆図面との見比べ作業

ガバリを見ながら打点チェック
チェック結果をレポートに反映

◆Meister MR Linkを活用した作業

画面で打点チェック
アプリ内で実績登録

②作業の現場完結化
作業チェックだけでなく実績登録をタブレット内で行えるため、レポート作成などの事務処理時間を削減することができます。

作業チェックイメージ
実績確認イメージ

特長

データ変換はいつでもどこでも何回も

お客様の3D CADデータをお客様の環境で"いつでも"、"好きな時に"、"好きな数だけ"現場へ持ち込めます。

データ変換のイメージ

製造業に特化させた標準機能

社内外で導入した実績を元に、製造業の現場で役に立つ機能をそろえており、すぐに導入可能です。

標準機能のイメージ

専用設備や準備は不要

タブレットさえあれば3Dモデルが実物に重畳できる仕組みですので、専用機器や検証ルームなどなしに現場導入ができます。

現場検証イメージ

利用方法

  • Meister MR Linkが提供するデータ変換環境で3D CADデータを3Dモデルにデータ変換可能
  • タブレットアプリは、AppStore(※2)からダウンロード/インストールするだけでMR表示可能

※2  AppStoreは、米国およびその他の国で登録されたApple Inc.の商標です。

導入ステップ

ユースケース検討などのコンサルティングからソリューション導入/運用までトータルに支援いたします。
主に製造業向けの試作開発や量産前試作の業務に適用した標準機能を搭載したパッケージ品ですので、すぐに、低コストでご導入いただけます。
まずは、無償のトライアルを通してユースケースや活用イメージの検討からご検討ください。

カタログ請求

Meister MR Linkの特長やサービスについてご覧にいただけます。

Meister MR Link リーフレット

ホワイトペーパー
(PDF形式)

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東芝デジタルソリューションズは、パートナー様と共に市場を開拓し社会課題を解決することで、相互に成長してビジネスを発展させ、豊かな未来を創造していくことを目指しています。製造業向けソリューション Meisterシリーズのパートナープログラムとして、「セールスパートナー」「ビジネスパートナー」をご用意していますので、ご興味ある方は詳細をご覧ください。

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※本商品は、特許出願済みの技術を使用しております。