
概要
電磁流量計検出器LF410形は、関数磁界分布方式を採用していますので、偏流の影響が少なくなっております。また、15mm~100mmまでは、標準で測定管にセラミックスを採用していますので、耐摩耗性、耐熱性、耐負圧に優れた特長を持っております。
電磁流量計変換器LF620形(一体形)、LF622形(分離形)は、独自のノイズサプレッサ(雑音除去)回路と演算処理機能を備えており、耐ノイズ性に優れ、スラリー流体測定時にも安定した出力を得ることができ、ゼロ点安定性に優れています。
さらに、専用のHART(※1)通信用端末機器であるハンドヘルドターミナルAF900形やコンフィグレータBF100形を用いれば、各種遠隔操作が可能です。
- ※1 HARTプロトコルとは・・
- Highway Addressable Remote Transducerの略で、HCF(HART Communication Foundation)が推奨する工業センサ用通信プロトコルの名称です。
主な仕様
主な仕様一覧表
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呼口径 | 15mm,25mm,40mm,50mm,80mm,100mm,150mm,200mm | ||
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測定範囲(流速換算値) | 0-0.1m/s~0-10m/s | ||
精度(変換器との組合せ精度) | レンジに対する流量(%) | 精度 | |
0.1~1.0m/s未満 | 1.0~10m/s | ||
0~20% | - | ±0.1% FS | |
20~100% | ±0.5% of rate | ||
0~50% | ±0.25% | - | |
50~100% | ±0.5% of rate | ||
ライニング材料 (口径:mm) |
セラミックス:(呼口径)15~100mm テフロンPFA:(呼口径)150~200mm |
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流体温度 | -10~180℃(セラミックス) ※ 120℃を越える場合は分離形となります。 ※ 高温で使用の場合、寿命が短くなることがありますので、事前に問い合わせ願います。 140℃を超える場合は高温用を推奨します。(検出器形番表を確認願います。) -10~120℃(テフロンPFA) |
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電極材質 | SUS316L(標準)、Ti、ハステロイC | ||
アースリング材質 | SUS316(標準)、SUS316L、Ti、ハステロイC | ||
周囲温度 | -20~60℃ | ||
構造 | JIS C 0920 IP67(防浸形)、NEMA 4X | ||
消費電力 | 最大 15W(22VA)以下 (標準使用時 10W(14A)@AC100V/励磁電流 0.2A) 最大 17W(24VA)以下 (通信オプション付の場合) |
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電源電圧 | AC100V~AC240V、50/60Hz(標準) 許容変電範囲AC80V~AC264V DC24V(オプション) 許容変電範囲DC18V~DC36V DC110V(オプション) 許容変電範囲DC90V~DC130V |