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「平成23年度 省エネ大賞」で東芝グループは、経済産業大臣賞など5件を受賞しました

[2012年1月24日]
[2012年2月7日改訂]

2月1日、「平成23年度省エネ大賞」の表彰式が東京ビッグサイトで開催されました。東芝グループは、製品・ビジネスモデル部門で経済産業大臣賞1件、資源エネルギー庁長官賞1件、省エネルギーセンター会長賞2件を、省エネ事例部門で省エネルギーセンター会長賞1件を受賞しました。

経済産業大臣賞を受賞した、東芝キヤリア(株)井上取締役社長(左)、政本部長の写真
経済産業大臣賞を受賞した、東芝キヤリア(株)井上取締役社長(左)、政本部長

資源エネルギー庁長官賞を受賞した、(株)東芝 セミコンダクター&ストレージ社 木内グループ長(左)、百冨技師長の写真
資源エネルギー庁長官賞を受賞した、(株)東芝 セミコンダクター&ストレージ社 木内グループ長(左)、百冨技師長

省エネルギーセンター会長賞を受賞した、東芝ホームアプライアンス(株)服部参事、堀内取締役、白戸部長(左から)の写真
省エネルギーセンター会長賞を受賞した、東芝ホームアプライアンス(株)服部参事、堀内取締役、白戸部長(左から)

省エネルギーセンター会長賞を受賞した、東芝ホームテクノ(株)の西村取締役の写真
省エネルギーセンター会長賞を受賞した、東芝ホームテクノ(株)の西村取締役

事例部門の省エネルギーセンター会長賞を受賞した、(株)東芝 四日市工場 槌岡部長(左)の写真
事例部門の省エネルギーセンター会長賞を受賞した、(株)東芝 四日市工場 槌岡部長(左)

「省エネ大賞」は、経済産業省後援のもと財団法人省エネルギーセンターが主催し、各企業・自治体・教育機関等における優れた省エネ活動や省エネ型製品、ビジネスモデル等を表彰するものです。

製品・ビジネスモデル部門では、最高賞の「経済産業大臣賞」を、東芝キヤリア(株)の熱源機「ユニバーサルスマートX」が受賞。本製品は、ビル空調や産業・プロセス用として、ユーザーの多様なニーズと多様な熱需要に極めて柔軟に対応できる空冷ヒートポンプ式モジュール熱源機です。大容量インバーターツインロータリー圧縮機を開発して冷却定格COPは業界トップ6.3、部分負荷時の最高冷却COPは16.0を実現しました。また、従来機比31%の省エネを達成するとともに、エネルギーの見える化、冷媒回路を4分割することによりリスク分散を行うなど総合的な改善が図られている点が評価されました。

また、(株)東芝 セミコンダクター&ストレージ社の「エンタープライズ用SSD」が、「資源エネルギー庁長官賞」を受賞しました。業界に先駆けて32nm NAND型フラッシュメモリを使用し、消費電力当たりの処理能力(Input Output Per Second/W)は、当社製HDDに対し、約250倍※1と飛躍的に改善しました。クラウドコンピューティングやデータセンターのストレージシステムとして、SSDと高速HDD、低速大容量HDDを組み合わせて使用することにより、ストレージシステムの省エネ、省スペースのみならず、施設の電源設備や空調設備(放熱対策)の省エネ化が期待されたことが受賞につながりました。

※1
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さらに「省エネルギーセンター会長賞」を、東芝ホームアプライアンス(株)の冷蔵庫「VEGETA」シリーズと、東芝ホームテクノ(株)のDCモーター搭載扇風機「SIENT」が受賞。冷蔵庫「VEGETA」シリーズは、節電効果の大きい業界唯一のツイン冷却システムを採用することにより、霜取り時の消費電力を平均40%削減するとともに、夏場の消費電力のピーク電力低減に効果を発揮します。また、真空断熱材の効果的な配置およびコンパクトな高効率放熱器を採用するとともに、節電モードを搭載するなど、ハード面だけでなくソフト面でも省エネが図られました。DCモーター搭載扇風機「SIENT」は、DCインバーターモーターの採用により、低電力化と風量の多段階切換を実現。さらに、7枚羽根の採用により、低回転域での風量確保と高回転域での静音化を可能にしました。消費電力(首振り無)は、同社従来機種35Wに対し、約54%減の16Wとし、トップクラスの省エネ性を実現しました。

省エネ事例部門では、(株)東芝 四日市工場の「ポテンシャル追求による動力設備の省エネルギー」が、省エネルギーセンター会長賞を受賞しました。省エネにおける「ポテンシャル」とは、「現状値」から「潜在限界値」(理論値から算出したエネルギー消費量の潜在限界値)を差し引いた部分を指し、このポテンシャルを追求することによりさらなる省エネを図れるという概念を確立。この概念を導入してクリーンルームの外調機などの省エネを行った結果、2010年度実績で電力量16,692MWh、都市ガス101千m³の省エネを実現しました。このうち35%がポテンシャル追求による削減であり、この概念は設備や業種を問わず有効に活用できることが評価されました。

平成23年度「省エネ大賞(製品・ビジネスモデル部門)」

■経済産業大臣賞 (製品(業務)分野)
東芝キヤリア株式会社
熱源機「ユニバーサルスマートX」
RUA-SP24ほか基本型式全3機種の組み合わせ
■資源エネルギー庁長官賞 (製品(業務)分野)
株式会社 東芝 セミコンダクター&ストレージ社
記憶媒体「エンタープライズ用SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)」
MK4001GRZBほか全3機種
■省エネルギーセンター会長賞
東芝ホームアプライアンス株式会社
電気冷蔵庫「VEGETA」シリーズ
GR-E50FX、GR-E55FX
■省エネルギーセンター会長賞
東芝ホームテクノ株式会社
DCモーター搭載扇風機「SIENT」
F-DLN100

平成23年度「省エネ大賞(省エネ事例部門)」

■省エネルギーセンター会長賞
株式会社 東芝 四日市工場
ポテンシャル追求による動力設備の省エネルギー
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