ニュースリリース

ベトナム ビンタン4石炭火力発電所向け蒸気タービン発電設備を受注

2014年07月17日

 当社は、現在ベトナム電力公社がベトナムのビントゥアン省に建設中のビンタン4石炭火力発電所向けの蒸気タービン発電設備2基をEPC契約者である斗山重工業と三菱商事株式会社のコンソーシアムから受注しました。設備は、2015年から順次納入し、同発電所は2017年から順次運転を開始する予定です。

 納入する設備は、600MW(メガワット)の超臨界蒸気タービンおよびタービン発電機です。今回、当社の高い技術力と機器信頼性および同国のブンアン1石炭火力発電所とタイビン2石炭火力発電所向けの蒸気タービン発電設備の受注・納入実績などが評価され、受注に至りました。

 ベトナムでは、高い経済成長率を背景に電力需要の拡大が見込まれています。また、発電容量の約40%を水力発電に依存しているため、天候の影響を受けない電源の需要が高まっています。ベトナム政府は、発電容量を2012年の26,836MWから2020年に75,000MW、2030年には146,800MWに拡大する計画で、石炭火力発電所を中心に新規発電所の建設が進められています。

 当社は、今後も電力需要の拡大が見込まれる新興国地域において、火力発電システムを中心に受注活動を強化し、安定的な電源供給を実現することで、同地域の経済発展に貢献していきます。

*2015年11月のOECD輸出信用作業部会にて基本合意され、OECD公開文書TAD/PG(2016)1のANNEX Ⅵとして記載されている石炭火力の公的金融支援の条件に照らすと、本石炭火力発電所の技術は超々臨界圧に区分されます。(2017年1月27日追記)

受注の概要

1.プロジェクト名

ビンタン4石炭火力発電所

2.事業者

ベトナム電力公社(Vietnam Electricity)

3.発注者

斗山重工業、三菱商事株式会社

4.所在地

ベトナム ビントゥアン省

5.納入設備

600MW超臨界方式蒸気タービン発電設備 2基