第15回LCA日本フォーラム表彰の受賞について
[2019年01月28日]
欧州環境フットプリントIT機器パイロットテスト技術事務局※および東芝エレベータ株式会社はこの度、「第15回LCA日本フォーラム表彰」において、「LCA日本フォーラム会長賞」と「LCA日本フォーラム奨励賞」をそれぞれ受賞しました。
「LCA日本フォーラム表彰」は、製品のライフサイクルから環境負荷削減に取り組む企業、組織、研究者を応援し、LCA(ライフサイクルアセスメント)の普及、定着を目的として、2004年度に創設された表彰制度です。
今回、欧州環境フットプリントIT 機器パイロットテスト技術事務局は2013年11月から2018年4月まで、欧州委員会・環境総局が主導する欧州環境フットプリントパイロットテストに参加し、製品別評価ルール(PEFCR)を策定したほか、業界を超えて産業界をけん引した点などが高く評価されました。
東芝エレベータ株式会社は、業界初となるエレベーターの製品カテゴリルール(PCR)策定やエコリーフ・カーボンフットプリント認証など、建築物の省エネ認証にも活用できる点が評価されました。東芝グループとしては8回目の受賞となります。
東芝グループは今後もLCAを環境経営のコアツールの一つとして活用するとともに、業界におけるLCAの発展・普及にも積極的に貢献していきます。
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- 電機・電子業界4社(日立製作所、富士通、NEC、東芝)および(一社)産業環境管理協会、日本電機工業会、みずほ情報総研によるコンソーシアム。IT機器における環境フットプリントのパイロットテストを行い、評価ルールの策定に取り組む。
受賞活動・LCA日本フォーラムによる選評
《LCA日本フォーラム会長賞》欧州環境フットプリントIT機器パイロットテスト
- 欧州主導の環境フットプリントのパイロットテストに参加し、日本のLCA手法を反映させる形が取れたことを評価。
- 国際的な取り組みに日本から唯一取り組み、枠文を決めたことは特筆に値する。今後につながるパイロットテストだと思われる。
- 日本でのLCA活動の成果を欧州での環境保全活動に活かすという点とその成果を高く評価した。
など
《LCA日本フォーラム奨励賞》エレベーターのライフサイクル評価と活用
- エレベーターのLCA評価をラベル認証まで実施し、結果を公表し広く建築物の環境性能評価に活用できるようしたこと、環境負荷削減の定量評価に活用していることを評価した。
- LCAを活用した製品評価による環境経営としてのPDCA サイクルと、ビジネス成果も出しているので高く評価できる。東芝グループの一員としての活動範囲にとどまらず、「エレベータ/エスカレータ」という独自の商品領域におけるエコプロダクツ・ルール(PCR)策定に貢献している点も高く評価できる。
など